ホテル離れ

結婚式を挙げる場所と言えば専門式場かホテルの2択だった時代もはるか昔となりました。バブル経済が破綻する以前は結婚式をホテルでとり行うということは一種のステータスでもあり、華美に豪華に結婚式を挙げることを競い合うかのようにしていましたが、日本の経済状況が一変し、世の流行が派手婚から地味婚へ移り変わると、ホテルでの結婚式は「お金がかかる」事の代名詞のようになりホテル離れがおこりました。

1990年代には1970年代生まれの第二次ベビーブームまたは団塊ジュニアと呼ばれる世代が20代に入り、結婚適齢期をむかえ、結婚の件数は回復しても金額がかかるホテルウェディングは敬遠され続け、1990年代にはレストランウェディングや人前式婚など、次々とお金のかからない新しいスタイルの結婚式が生まれました。その後2000年代に入ると、少子化の波が押し寄せ結婚適齢期の若者の数そのものが少なくなり、ウェディング業界全体としても2001年と2011年では結婚式の件数が3万件も減少しているそうです。結婚式を挙げる人口そのものの減少に加え、レストラン、ゲストハウス、海外リゾートなど結婚式スタイルの多様化も進んでいます。ホテルにとっては非常に苦しい時代になったと言えます。

変貌するホテル

皆さんのホテルウェディングのイメージはどうですか?ホテルといえば格式ばっていて融通が利かない、価格が高いといったマイナスイメージでしょうか。しかし、最近のホテルウェディングは多様化する新しいウェディング会場に対抗するために、これまでのホテルウェディングとはまた違った様々な対策を立てています。

例えば一昔前のホテルの披露宴会場とは一般の宴会場を披露宴の予約がある時に披露宴会場として使用するのが一般的でした。その為、宴会場の割り振りによっては、披露宴をおこなっている会場の隣はまったく違う宴会をやっていて、せっかくの静粛な場面で騒がしい音が響いてきてムードが台無しといった事や、披露宴会場が結婚式専用ではない事から、専門式場の会場に比べて見劣りがするといった事もありました。また、ホテルに併設されたチャペルや神殿が遠く、ホテルの中を延々と移動させられるといったこともありました。

しかし、最近のホテルではウェディング専門のフロアーを設け、披露宴会場も専用になり、神殿、チャペル、控え室などのウェディング施設をすべて近くに集約させた形を取っているホテルが多いようです。また大人数の披露宴だけでなく、少人数の親族だけでとり行うプランなどに対応した、小さめの披露宴会場も用意し、大人数の披露宴から少人数まで様々なプランをおこなえるようにと、ホテルも日々進歩してきています。ホテルは価格が高いとか、派手といったイメージを持っていた人も一度ホテルの見学に行ってみてはいかがですか?きっとホテルウェディングに対するイメージが変わりますよ。